オードリー若林さんが初めて書いた小説「青天」を読みました。
感想は別の記事に書くとしても、アメフトをしていないからよくわからなかったという声が聞こえてきそうなほど、文字ではなかなか想像しづらい部分がたくさんありました。
さらに慣れない言葉がたくさん出てくる上に誤植も4か所ほどあり、校閲ガールはどうしてんだ?と思わずツッコみたくなりました。
感想を書くとネタバレにつながるので、今回は用語解説だけします。できるだけ読んで出てくる順に言葉を簡単に解説しています。
詳しい陣形や戦略などは解説はアメフトに詳しい人がしてくれるとして、とりあえず読むには下の語句だけの解説でも十分楽しめました。
もし、アメフトを勉強してから読むなら、おすすめは「アイシールド21」!
連載時と10年前に読んだ以来ですがなんとなく覚えていたことがあったんで、この「青天」を読むうえで助かりました。
アイシールド21と、この用語解説があれば、場面がかなり立体的に想像できるようになりますので、是非参考にしてみてください。
感想はこちらです→アメフト小説「青天」の感想:河瀬≒春日だから面白い理由と若林正恭の反骨精神に関して
用語解説
- グレゴリー 人気のリュックブランド。参考モデル: https://www.gregory.jp/lifestyle/type/daypack/
- セイフティ 相手のパスを阻止し、最後尾で攻撃を防ぐディフェンス(守備)の「最後の砦」。
- ランニングバック(RB) 走って陣地を前進し、点を取るのが主な役割の攻撃選手。主人公のポジション。
- クオーターバック(QB) 攻撃の起点となる司令塔。パスを投げたり、自ら走って前進したりする。
- アサインメント プレーごとに、各選手が果たすべき具体的な役割やタスク(割り当て)のこと。
- RINO(雷‐夜ジェット) ラッパーの楽曲。 https://www.youtube.com/watch?v=BzGkbBY0ucU
- ランプレー ボールを持った選手が前方にパスを投げることなく、自らの足で陣地を前へ進める(走る)攻撃方法。
- ピッチ QBが後方にいるRBに対し、下投げ(アンダースロー)でボールを山なりに放り投げて渡す技術。RBが助走をつけながら素早く外側へ展開できる。
- オープン QBがRBへ外側に向かってボールをピッチし、RBが味方の壁の外側(オープン空間)を駆け上がっていくランプレー。
- アリ 主人公の中村昴のこと。ポジションはランニングバック。
- ワイドレシーバー(WR) QBからのパスを受け取る(キャッチする)ことに特化した、足の速い花形の専門ポジション。
- ハドル プレーを始める直前にフィールド上で選手たちが集まり、円陣を組んで行う短い作戦会議。
- ディレイ・オブ・ゲーム 試合進行の遅延。ハドルなどで時間制限をオーバーしてしまった場合に取られる反則(ペナルティ)。
- 右ストロング センターから見て、右側に配置されている攻撃の人数が多い(分厚い)陣形のこと。
- I(アイ)フォーメーション QBの後ろに、2人の選手(フルバックとハーフバック)が縦一列(アルファベットのIの字)に並ぶ攻撃陣形。ランプレーに非常に強い。
- シフト プレーが始まる(スナップされる)前に、オフェンスの2人以上の選手が同時に配置を移動して陣形を変えること。
- スナップ プレーをスタートさせるため、一番前にいるセンター(C)が股の間から後方の選手(主にQB)へボールを渡すアクション。
- センター(C) オフェンスの最前線で壁となる「オフェンスライン(OL)」の、ド真ん中に配置されるポジション。
- ブロッカー 味方が有利にプレーできるよう、相手選手に体当たりをして進行を防いだり、押し退けたりする役割(またはその動作)。
- フリーフリッカー ランプレーだと相手を完全に信じ込ませてから、一転して奥深くへのロングパスを狙う超大技のトリックプレー(奇策)。
- ビア隊形(体型は誤植) 相手の守備の動きをその場で見極め、攻撃の方向やボールを持たせる選手を瞬時に変える「オプション攻撃」に特化した陣形。
- スリーポイントスタンスプレー直前に選手がとる、「両足の裏」と「片手の指先」の計3点を地面につけて構えるクラウチングスタートのような姿勢。バランスの良い基本姿勢。他、ツーポイントスタンス、フォーポイントスタンスがある。
- ハンドオフ ボールを持った選手(主にQB)が、別の走る選手(RB)に直接ボールを「手渡し」するプレー。
- リバース プレーが始まった方向とは「逆方向(リバース)」にボールを折り返して走る、ランプレーの奇策(走る方向の騙し討ち)。
- ウィークサイド オフェンスの陣形において、配置されている人数が少ない(手薄な)側のこと。
- ディフェンスバック陣(DB) 守備側の「一番後ろ(最後尾)」に配置される、パス防衛のスペシャリストたちの総称。
- ディフェンスエンド(DE) 最前線で壁のように立ち塞がる巨漢の守備選手たちの中で、「一番外側(両端)」に配置されるポジション。
- BUDDHA BRAND / 人間発電所 ヒップホップグループの楽曲。 https://www.youtube.com/watch?v=pxsx4027djE
- THA BLUE HERB ヒップホップグループ。 https://www.youtube.com/watch?v=RxQluzyfunA
- カット 走っている選手が、急激に鋭く方向転換すること。
- リターン 相手が蹴ってきたボールや、奪い取ったボールをキャッチし、そのまま相手の陣地に向かって反撃のランを見せるプレー。
- キッキングチーム キックオフやパントなど、ボールを蹴る場面でのみ登場する特別部隊(スペシャルチーム)。試合の勝敗を大きく左右する。
- ドライブ オフェンスが攻撃を始めてから、得点する・陣地を明け渡す・ボールを奪われるまでの「ひとまとまりの攻撃の流れ」。
- ブラスト 「爆発(Blast)」するようにディフェンスのど真ん中を力ずくで突破する、オフェンスのパワープレー。
- ハット2(ツー) プレーを始める掛け声の作戦。1回目の「ハット!」では誰も動かず、2回目の「ハット!」でスタートして相手の反則を誘う。
- ブレイク ハドル(作戦会議)が終わり、選手たちが定位置へ散っていく際の合図。
- パスプロ パス・プロテクションの略。パスを投げるQBを、相手の守備が近づかないように壁となって守り抜くブロック技術や陣形。
- パント 攻撃を諦めて陣地を明け渡す代わりに、相手を自陣から遠ざけるためにボールを高く遠くへ蹴り飛ばす「陣地回復のためのキック」。
- エンドゾーン フィールドの両端に設けられている、得点(タッチダウンなど)を獲得するためのエリア。
- カバレッジ 「網を張る」守備の陣形や動き。主にパスやキックを防ぐための守備の配置を指す。
- リターナー 相手が蹴ってきたボールをキャッチし、そのまま相手陣地に向かって駆け上がる(リターンする)反撃の切り込み隊長。
- プレーコール 次の1回分のプレーで実行する、具体的な作戦指示のこと。
- オープンHBランフェイクパス エースランナー(HB)が外側を走るランプレーだと見せかけて(フェイク)、実はおとりでパスを投げる奇策。
- サック(QBサック) パスを投げようとしているQBを、プレーが始まった位置より後ろでタックルして引きずり倒す、守備側の超ビッグプレー。
- フルバック(FB) QBの後ろに配置されるRBの一種だが、走るよりも「味方のための道を切り開く(ブロックする)」ことに特化した人間ブルドーザー。
- ブロッキングパッド 練習で選手たちが使用する、分厚い衝撃吸収用のクッション(ダミー)。 https://www.qbclubstore.com/fs/qbclub/c/blocking-pad?srsltid=AfmBOootyM7a57tO2HEmg7x-kEpid8xH__NC2gDlbRAd_KC8ZyKt7bCB
- TOKYO No.1 SOUL SET 日本のバンド。 https://www.youtube.com/watch?v=f0Q1dpobHus
- 爆笑問題のメロンの話 https://www.youtube.com/watch?v=m59R8ufwsbc
- SOUL SCREAM 日本のヒップホップユニット。 https://www.youtube.com/watch?v=gFLOj_prQm0
- スイム 守備の最前線の選手が、水泳の「クロール」のような手の動きで相手を払い除け、QBに襲いかかるパスラッシュのテクニック。
- パワーオフタックル 味方の壁役(オフェンシブタックル)のすぐ外側の隙間に、圧倒的な人数のブロッカーを一点集中させてこじ開ける強力なランプレー。
- リードオプション スナップ直後にQBが相手の守備の動きを「読んで」から、自分が走るか味方に走らせるかを一瞬で「選択する」強力な戦術。
- スクリメージライン プレーが始まる前に、ボールが置かれている場所を通るフィールドの横幅いっぱいに引かれた「見えない境界線(最前線)」。
- プロテクション パスプロ(パス・プロテクション)の正式名称。QBを壁となって守ること。
- ドリル 日々の反復練習のこと。
- ツーポイントスタンス プレーが始まる前に「両足の裏(2点)だけ」を地面につけて立った状態の構え。視野が高く動きやすさ重視
- フォーポイントスタンス 両足と両手の「計4点」を地面につけた極端に低い構え。主に巨漢のディフェンスタックル(DT)がゴール前などで使う。パワー重視。
- パック(誤植で正しくはラップ) 両腕で相手をしっかり抱え込んで締め上げる、確実なタックルを決めるための基本中の基本テクニック。
- オフェンシブタックル オフェンスの壁役(OL)の中で、両端(一番外側)に配置される最も身体能力が高い花形ポジション。
- OL(オフェンスライン) 攻撃側の最前線に立つ、巨漢の壁役5人組の総称。
- ショートイン レシーバーが数ヤード真っ直ぐ走った後、内側(QBがいる中央の方向)へ鋭く90度に曲がる短いパスコースのこと。
- ヒット 相手選手に激しく体をぶつける(衝突する)こと。
- サイドライン フィールドの左右の境界線(白線)と、その外側にあるチームのベンチエリアのこと。
- 口パン(くちぱん) 試合中に相手選手に対して挑発的な言葉や暴言を浴びせるトラッシュトーク(言葉による心理戦)。
- トイメン スクリメージラインを挟んで、自分と真正面に向かい合っている相手選手(直接のマーク相手)。
- ゲイン プレーによって陣地を前に進めること(ヤードを獲得すること)。
- 1stダウン10(ファーストダウン・テン) 4回中「1回目」の攻撃チャンスで、新たに攻撃権を獲得するために「残り10ヤード」進む必要があるというスタートの合図。
- 1Q(第1クォーター) 60分の試合を4分割したうちの、最初の15分間(第1ピリオド)のこと。
- ドロップバック QBがボールを受け取った直後、パスを投げるための安全地帯を作るために後ろへ数歩さがる基本動作。
- ラッシュ 守備の選手が、パスを投げようとするQBに向かってオフェンスの壁を破り猛突進していくこと。
- パシュート 守備側が、ボールを持った相手ランナーをチーム全員で最後まで徹底的に追いかけ、逃げ道を塞ぐこと。
- エンドゾーン(※重複) フィールドの両端にある、得点(タッチダウン)を獲得するための神聖なエリア。
- フィールドゴール(FG) キッカーがボールを蹴り、エンドゾーンの奥に立つゴールポストの間を通過させることで「3点」を獲得するプレー。
- トリプルオプション QBがプレー中に「中央突破」「自ら外へ走る」「味方へ投げる」の3つの選択肢から最適なものを一瞬で選ぶ、極めて複雑なラン攻撃。
- ハーフタイム 前半(2Q終了)と後半(3Q開始)の間にある、12〜15分間の休憩および作戦会議の時間。
- ブラインドサイドからのQBサック パスを投げようと構えているQBに対し、本人の目で見えない「背後(死角)」から激しくタックルして押し倒す恐ろしいプレー。
- オンサイド(オンサイド・キック) 試合終盤などで、攻撃権(ボール)を自分たちで取り返すために行う、一か八かの奇襲キックオフ。
- オフサイド プレーが始まる瞬間に、守備側の選手がスクリメージライン(境界線)を越えてしまっている反則(5ヤードの罰退)。
- デスロール 相手の足首などを掴んだまま、自分の体を横に回転させてねじり倒す極めて危険なタックル技術(反則の対象になりやすい)。
- タイムアウト 試合の時計を任意に一時停止させ、チーム全体で作戦会議を行うための回数制限付きの権利。
- ショットガン隊形 QBがボールを出すセンターから数メートル後ろに離れて構える、パス攻撃に特化した現代アメフトの基本陣形。
- プル(プルアウト) オフェンスラインの巨漢選手が定位置から抜け出し、ランナーの護衛として猛スピードで横に走って道をこじ開ける動き。
- ワイドオープン パスを受け取るレシーバーの周りに守備選手が全くおらず、完全にフリー(ガラ空き)になっている大チャンスの状態。
- ハードル 走っている選手が、低い位置へタックルにきている守備選手を陸上のハードルのようにジャンプして飛び越えるスーパープレー。
- ホールディング 相手選手を不当に掴んだり、羽交い締めにして動きを制限したりする反則。
- フォルススタート 攻撃側(オフェンス)の選手が、プレーが始まる(スナップされる)前にビクッと動いてしまう反則。
以上です。もしかすると順番が前後しているものもあるかもしれませんが、ある程度役に立ったのではないでしょうか。
誤植はほかにウーマがユーマになっているし、もう一つ見あったけど、忘れてしまいましたが確かにありました。
それにしても専門用語の誤植は勘弁してほしい。
