らっこさんの「note×AI 最強の副業」は怪しさ満点
「初めて有料記事を出したところ、なんと発売直後から続々と購入通知メールが届いたのです。なんだこれは!? 何が起こっているんだ!?」
これは話題の所「2億円を売り上げたプロが教えるnote×AI最強の副業」の冒頭14ページに書かれている3771万円稼いだ時の一文です。
これを読んでどう思いましたか?この文章だけ読むと、なんとなくマグレ当たりをして稼いだのか?
「もしかすると自分にもできそうかも!」
とわくわくするかもしれませんが、ド素人が適当に刀を振って、まぐれで強敵を倒せるほどビジネスは甘くないと思います。
この本を読んでみるとわかるのですが、有料noteを売るために、販売するタイミングや戦略、駆け引きなどは非常に緻密に計算されています。
なので感想に
「何が起こっているんだ!?」
というのはおかしいのです。実際には
「思ったより売れているぞ!」
なのではないかと思ってしまいますが、やっぱり「何が起こっているんだ!?」より言葉のインパクトは弱い。
虚実入り混じるこの本の中で思い出される、「あの痛み」。
何を隠そう、過去、ブログ塾に40万円ものお金を差し出したことのある、強者の養分である私こと「のっさん」から見たこの本の「うそに近い真実」をあばきつつ、「信じず疑わずただ試してみる」に至った心境をお話しします。
怪しさ爆発
冒頭の言葉の端々にうさん臭さがプンプンと漂っている。
「誰でもマネできる」、「2億円稼げる」はそれぞれ事実だけど、誰でも2億円稼げるわけではない。
一つ一つの言葉は真実だが、つなげると違う意味になってしまう。
誰もが大谷翔平選手の真似はできるけど、誰も大谷翔平にはなれない。
日給の真実と嘘
有料noteを販売した日がおそらく1日間だけだったのだと考えると、確かに日給3771万円と言っていいかもしれませんが、非常に誤解を招く表現なのは間違いありません。
サラリーマンでも給料日に限れば日給30万円稼ぐ人はいますが、普通は月給30万円で日給30万円とは言いません。
有料note販売をする前にたくさんの仕事をしているはずです。エックスの投稿や、無料note部分の作成を1日で終わらせているわけではないでしょう。
実際にかかった日数を教えてくれると非常にありがたいのですが、そこへの言及はありませんでした。
言葉を強くし、あたかも自分も同じように稼げるんだと幻術をかけることが至上命題のように、疑り深い私はそう感じてしまいます。これは詐欺師の常とう手段だ、と。
せどりやブログが一番稼げる分野とは
稼げる分野を探せとAIを紹介してくれていますが、何が一番稼げるか知っていますか?
私の経験で言えば、せどりなら、せどりをすることではなく、せどりを教えて、高額な学費をとることです。
ブログでも同じかもしれません。もちろん、その道のプロとなれば違うのかもしれませんが、高額塾を開いて生徒を20人でも入れれば、それだけで800万円は稼げてしまうのです。
なぜ800万円かというと、私が昔入ったブログの高額塾が3か月で40万円だったからです。
○○名限定と言いながら、予定の時間になっても「あなたにだけ特別もう一時間の猶予があります」なんて自動配信メールが来たものでした。
そして実際10名限定なのに、入ってみると10人以上生徒がいるんですよね。でもこちらでそれを塾長に聞ける状況でもありませんので、黙っていましたが。
ドーナツの芯を売るような虚業
情報商材屋がいろんなところで嫌われる理由だと思います。
誰でもできないことを、あたかもできるように勘違いさせ、高額なお金をとる。
そして恐ろしいことに、この塾長は次から
「たった1日で800万円稼ぐ方法」
と題して、発信できてしまうことなんですよね。
中心には何も実のあるものがない、ドーナツのような不健全なビジネスモデルができるのです。
お金を追い求めて入塾したのに、その追い求めていたものが、実は自分の懐から出したお金でした、
なんてバカな話になるのです。
フロントエンドとバックエンド
私も最初からいきなり40万円を支払うつもりなどありませんでした。しかし、無料でいろいろと教えてもらい、500円程度の教材を買ったりして、徐々に「これは入塾しないと」という気持ちにさせられました。
塾長は心理学に精通していて、返報性の原理やフットインザドアテクニックをふんだんに使い、まんまとそれに乗ってしまったカッコになったのです。
特にフロントエンドとは価値があり、その割には非常に安い価格の商品(吉野家で言うと原価率の高い牛丼に当たります)、つまり客寄せパンダの位置にあるものですね。
フロントエンドを購入した人は、さらに、バックエンド商品の購入確率が高いので、超高額な塾(吉野家だと原価のわりに価格の高い卵や野菜など)に入塾してしまうのです。
この本も実はフロントエンドの商品なのでは?と勘ぐってしまいます(2000円弱はそれでも高いけど)。
実はまとも?魔法の裏にある緻密なカラクリ
noteの書き方を伝授してくれるのかと本を読み進めてみると、ちょっと驚いたことに、
X(エックス)の開設方法や、運営上の注意、フォロワーをどうやって伸ばすのか、などが書かれてあります。
・・・・noteで稼ぐんだよね?これ、書かれてることエックスじゃん。
と思いましたが、最終的に有料noteに誘導して購入してもらうための、最初の入り口としてのエックスだったのです。
「いやいや、そうはいっても・・・」
と斜に構えたいところでしたが、こればかりは否定できませんでした。
エックスとブログは相性が良い
なぜなら最近私自身もⅩを始めて、フォロワーゼロの弱小エックスアカウントに若林正恭さんの「青天」の感想をアップし、このブログに誘導しました。
爆発とはいいがたいですが、1日3人も来れば多いこのブログに11件も来訪者があったのです。まだまだやり始めたばっかりですが、エックスってすごいなと思いました。
この実体験があったため、本に書かれている
「エックスを利用すれば、多くの人を自身の有料noteへ誘導できる」
というロジックには反論する余地もありませんでした。
ただ何度も繰り返しますが、冒頭の「いきなり売れてビックリ!」という魔法のような現象は決してまぐれ当たりではないのです。
エックスという強力な集客装置を使いこなし、売れるジャンル選定をし、販売期間限定などのクロージング手法を用いる。
要するに、心理学の知識をいたるところに詰め込んで、緻密に計算された導線を作った結果としての「必然」だったのです。
その「必然」に対して「ビックリ」なんてことはありえないので、かなり強い違和感を持ってしまいます。
しかし、見えないところで恐ろしいほどの計算が行われていたのは一読の価値があり、ノウハウ自体は非常に強力なものと言えます。
虚業ではないかという疑い、AIからの意外な提案
エックスの集客力は言うまでもなく、クロージングの手法のノウハウが本物なんだということは、なんとなく理解ができました。
ただ、どうしても怪しさがぬぐえません。それがジャンル選定です。
誰でも2億円稼げない理由に、2億円稼げるジャンルがそれほど多くないと考えるからです。
というより、昔入った高額塾のように、noteで一番稼げるジャンルは
「noteで稼ぐ方法を教えること」
なのではないかということです。
過去に引っ掛かった高額塾、あの「ドーナツの芯」を売るような虚業が、実は一番儲かるかカラクリになっているんではないだろうか?
そんな疑問を持ちつつ、食わず嫌いをしていたらもったいないので、本に書かれている通り、実際にAI(カスタマイズされたChatGPTが記載されています)に聞いてみることにしました。
意外にもまともなジャンル選定
本当にできそうなことが返ってくるのだろうか?それともロクな提案ではないのだろうか?と半信半疑でキーボードを打ち込んでいくと
「あなたには『転職系』のジャンルをお勧めします」
ときました。
うーん、転職はそれほどしてませんが、今の職業に就いたのもいろいろと遠回りしながら頑張った過去があり、意外と話せる経験談が多いことに気が付きます。
実際にはもう少し具体的にAIからアドバイスがありました。
AIが書く上辺だけで中身がないと感じるような記事でお金を稼ぐのかと思っていたけど、違うんだ。
通常の人よりもだいぶ要領が悪く、苦労したけど、この実体験が誰かの悩みを解決する有料noteになるなら、少しはましなものが書けるかもしれない、と素直に思えました。
また高額塾でやられたような中身のない「ドーナツの芯」を売るビジネスモデル、ではなく、しっかりとジャンル選定をしてくれることが、一つこの本を信用して良いのかと思いました。
ただ2億円も稼ぐようなジャンルではなさそうですが、やり方次第なのかな?
少し疑問は残りますが、読む前よりは少し前向きな気分です。
ただし、転職の有料noteが上手くいったとして、その後、そのやり方を販売しましょうなんてことにならないといいのですが。・・・
同じ毎日を過ごしていたら同じ明日が来る
こういうところが怪しいから詐欺だ、と言って何もしないのは安全だけど、いいわけをして何もしないと、何も変わらない。
変わるには少しの勇気が必要。
もちろん踏み出したら、危険はあるし、本当に詐欺に引っ掛かる可能性もあります。
じゃあ、どうするか。
線引きが重要だ。
私の線引きは2つ
1.ドーナツの芯を売るビジネスモデルを持ちかけられたら、絶対にしない。
2.「○○万円稼げることを考えれば50万円なんて今払って、先行投資していた方が良いよ。」
といったような誘導をしてくる高額の商材は必要ない。むしろ詐欺と断定する。
この2つ。
そうはいってもこの本に2000円ほど払っているのだから、その元はとらないと損しちゃいますよね。
ブログとnoteの違いを体験するためにも、全く違うアカウントを立ち上げて、馬鹿正直にこの本の通りにやってみようかな、と思います。
「信じず疑わずただ試す」
と本書にあります。
ノウハウコレクターになるのは簡単だけど、経験が入った知識にするのはいつも行動あるのみ!
そして数か月後にどうなったかを報告しようと思います。もし高額商材の案内が来たら暴露します!
ということで、私の結論としては、かなり怪しい部分もあるけど、やってみる価値はあるかもしれない(うまくいく確率は宝くじよりかは少しマシかも)。
