10か月使って分かったSandbox Smart R2のメリット・デメリットとは

コーヒー

2025年4月3日

22時30分に寝るのは目標が高すぎました。仕事の関係もあり、まずは23時から始めようと修正。夜型人間なので、早寝がやはり難しい・・・

さて、今日は「Sandbox Smart R2 Coffee Roaster」を購入してから約10か月経ったので、使用感をレビューしようと思います。

基本的には買ってよかった!でもちょっと気になるポイントもいくつかあるので、そこを経験談として正直に書いていきたいと思います。

もし購入を迷っている方がいれば、参考になれば幸いです。


Sandbox Smart R2を買ってよかった点

1. 場所を選ばず焙煎できる

以前、私はキッチンで手鍋焙煎をしていました。

しかし、チャフ(コーヒー豆の薄皮)がキッチンの隅々まで飛び散り、妻からの冷たい視線を浴びる日々…。

さらに、キッチンをガス火からIHに変えることになり、焙煎の選択肢が狭まりました。

風の吹く外、ガスコンロの不安定な炎で焙煎をするのは厳しいし、ご近所さんにも出会うのでちょっと気が引けます。

そこで「R2」を購入。

現在は自室に設置し、焙煎を楽しんでいます。

電源とダクトさえあればどこでもOK!ガスはいらない!

そしてチャフの掃除からも解放されました。本当にこれは楽になりますよ。

ただし、できれば換気扇がある部屋が望ましいです。

専用ダクトを使っても深煎りになると煙が漏れます。近くにコーヒー工場があるのかな?と勘違いするほどの香りになります。

コーヒーの香りが好きなら問題ないかもしれないですが、部屋の臭いに厳しい人には無理かもしれません。


2. アプリで焙煎・記録できるので楽しい

手鍋焙煎では豆と時計を見ながら「そろそろかな?」と感覚で判断していました。

しかし、この機械は焙煎過程をグラフ化してくれるので、データをもとに調整ができます。

「次は序盤の温度を上げてみようかな?」など、試行錯誤しやすくなり、これが今のところとても楽しいです。

また、無料プランでも20件の焙煎履歴を記録可能。

有料プラン(月500円ほど)にすると100件まで記録でき、さらにPCへのデータ転送も可能になります。

私は最近、有料プランにアップグレードしましたが、のっさんは記録しっかりと残しておきたいので、このデータ転送は本当に便利でおすすめです。

さらに、コンペティション用のプロファイルも使えるようになりますが、まだ試していません。

使ってみたらまた報告しますね。


3. 550gと結構な量を焙煎できる

手鍋焙煎だと200gが限界でしたが、「R2」なら550g焙煎可能!しかも、ずっと鍋を振る必要なし!

アプリで焙煎を管理し、1ハゼ(豆が膨らんで割れる音)、2ハゼが来たらボタンを押すだけ。

手動モードでも多少操作が増える程度で、手鍋焙煎に比べればはるかに楽です。

ただし、実験的に攻めたプロファイルにすると、焦げすぎた豆とか、ちょくちょく失敗すると550g分の「微妙な味の豆」ができあがり。

しばらく気分がブルーになります…。

いや!このブルーな気持ちが至高の一杯に上り詰める一歩になるはず。

はっ!?つまりはブルーマウンテンにつながっているというのか・・・?

・・・と、このコメントを含め、コーヒータイムに反省会を開きたい気分になります・・・。


いまいちポイント

1. 清掃が面倒

5回ほど焙煎すると「清掃してください」のメッセージが表示されます。清掃にはネジを30個近く外し、カバーを取り、基板の配線を抜くという作業が必要。

公式のYouTube動画では「基板の部品を抜きます」とサラッと言われますが、めちゃくちゃ抜きにくい!さらに「いつか壊れるのでは…?」という不安がつきまといます。

この点はぜひ改善してほしい。


2. ハゼの音が聞こえにくい

手鍋焙煎では「パチパチ」という音で焙煎の進行を確認していましたが、「R2」は手鍋焙煎に比べて、密閉性が高いため音が聞こえにくい。

私は豆の投入口を少し開けて音を聞いていますが、豆によってはほとんど聞こえないこともあるので、難しいなと思います。


3. 臭いは漏れる

専用ダクトを使っても、深煎りでは微妙に漏れます。

気にならない程度ですが、焙煎後1週間経っても部屋がコーヒーの香りに包まれています。

知人が遊びに来ると「いい香り!」と言ってくれるので、まあ良しとしましょう。


4. 高価

最大のネックは価格。手鍋焙煎なら1,000円で始められますが、「R2」は本体33万7000円+専用ダクト3万8,000円。

楽天のクーポンで1500円引などして、少しだけ安く買いましたが、清水の舞台どころか黒部ダムから飛び降りる心境でした。

「本当にこれ買って大丈夫なの?」と悩みましたが、焙煎回数を増やせば元は取れる…はず。例えば、4,000回焙煎すれば1回あたり100円。しかし、本当に4,000回も使えるのかは未知数。

壊れたらまたレビューします。


総評

結論として、「買ってよかった!」

これまでの手鍋焙煎に比べ、圧倒的に楽しく、そして楽になりました。またブラックコーヒーをおいしく飲めるのもこの機械のおかげだと言えます。

特に焙煎豆の販売を考えている方には、再現性の高さや焙煎量の多さが魅力でしょう。

実は、私も焙煎豆の販売を夢見ています。まだ実現していませんが、この焙煎機があれば夢が叶う日も近い…はず。

ただし、価格と清掃の手間を考えると、万人向けではないかもしれません。もし本格的に焙煎を楽しみたいなら、検討する価値は大いにあります!

これを買う人は少なくとも、コーヒーの沼に膝上くらいまではまっているのは間違いありません。

一緒にどうですか?楽しいですよ。

なら、あとちょっと、肩までいってみませんか?

ちなみに、私がコーヒーを飲めなかった頃の話も書いています。
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