スタバ(Starbucks)のヒスパニック系への人種差別的なジョークが問題に

コーヒー

久しぶりにブログを書いています。

スタバのニュースに思うこと

しばらく間が空いてしまいましたが、久しぶりにブログを書いています。
頑張って毎日更新しようと意気込んでいたものの、一度リズムが崩れると、なかなか元に戻すのが難しいですね。習慣化の難しさを改めて実感しています。

さて、今回のテーマはコーヒー。
しかも私も大好きな「スターバックス」に関する、ちょっと残念なニュースを取り上げたいと思います。


アメリカのスタバで起きた人種差別的な事件

先日、以下のような記事を目にしました。
👉 Starbucks worker fired for allegedly writing slur on Hispanic customer’s cup – Daily Mail

要約すると、アメリカのスターバックス店舗で、ヒスパニック系のお客さんのカップに差別的な表現(“Illegal”と書かれたそうです)が記載され、それが問題になり、当該従業員は解雇されたという内容です。

英語が難しければDeepL翻訳にコピペをしてもらうと非常に便利です。

この記事を読んで、正直、ちょっと残念な気持ちになりました。
ただ、せめてもの救いは、これが日本のスタバで起きたことではない、という点でしょうか。


問題は「会社」ではなく「人」

こういった事件が起こると、「スタバ=差別企業」といった印象を抱く方もいるかもしれませんが、私は会社そのものというよりも「中で働いている一人ひとりの意識の問題」が大きいと思います。

とはいえ、スタバのように世界的な規模を持つ企業になると、個人の行動がすぐに「企業全体の問題」として見なされやすいのも事実です。
移民の方々やマイノリティの方々にとっては、たとえ直接関係がなくても、こうした出来事が報道されるだけで傷つくし、悔しい思いをするはずです。


実は繰り返されているスタバの人種差別問題

さらに調べてみると、今回のような人種差別的な問題は、過去にも何度か起きているようです。

企業側もそのたびに研修を行ったり、再発防止の取り組みをしているとのことですが、こういった根深い意識の問題は、一朝一夕では解決できないのが現実なのかもしれません。

私たち日本人にとっては、こうした問題がいまいちピンとこない部分もあります。
日本は比較的、単一民族社会であり、人種差別に関する具体的な経験を持つ人が少ないからです。

でも、海外に行ったことのある知人の中には、「ただ歩いていただけで現地の人に嘲笑された」といった経験をした人もいます。
そう考えると、差別が日常的に存在する社会で生きている人たちにとっては、この問題は本当に深刻で、しかも簡単には解決できないのだと思います。


スタバの「理念」をもう一度思い出してほしい

スターバックスは「サードプレイス(第3の居場所)」を掲げています。
家庭でもなく、職場でもない。誰でも安心してくつろげる空間を目指しているはずです。

であればこそ、今回のような出来事は本当に残念ですし、だからこそ企業として、そして働く一人ひとりとして、もう一度「誰もが安心できる空間とは何か」を見つめ直してほしいと思います。

もちろん、スタバだけの問題ではありません。
私たち自身もまた、無意識の偏見や差別的な視線を持っていないか、日々問い続ける必要があるのかもしれませんね。


教育の限界と、アメリカという国の背景

今回のスターバックスの件を見て感じたのは、「教育だけでは変えられない現実がある」ということです。
企業としてどれだけ人権教育や研修をしても、個人の中に根強く残る価値観や偏見を完全に消すのは簡単ではありません。

特にアメリカという国は、さまざまな人種・宗教・文化が共存する多民族国家です。
多様性を強みにしながらも、その裏には長い歴史に根ざした分断や対立、格差といった深刻な社会的背景があります。

奴隷制度や公民権運動など、アメリカの歴史は人種と切っても切れない関係にありますし、現代でも移民政策やブラック・ライブズ・マターのような運動が繰り返されていることからも、その難しさが伺えます。

教育は確かに重要ですが、それだけでは限界がある。
だからこそ、社会全体で差別を見過ごさず、小さな行動からでも変えていこうとする「文化」や「空気」が必要なんだと改めて感じました。

日本に住む私たちにとっては、遠い国の出来事に見えるかもしれません。
でも、無関係とは言い切れません。グローバル社会に生きる以上、私たちも他人事ではなく、「自分がどうあるべきか」を考えるきっかけとして受け止めたいものです。

タイトルとURLをコピーしました