毎日のコーヒータイムのあとに出る「コーヒーかす」。
そのままゴミ袋に入れて捨てていませんか?
実はその捨て方、虫や臭い、さらには排水トラブルの原因になっているかもしれません。
この記事では、筆者が実際に行っている捨て方から、再利用時の注意点、そして話題の便利アイテムまでを丁寧に解説します。
「コーヒーかす 捨て方」で検索してきた方も、この記事を読み終えるころにはすっきり解決できるはずです。

コーヒーかすは生ごみでOK。でもそのまま捨てるのはNG
コーヒーかすは基本的に「燃えるごみ(可燃ごみ)」として、生ごみと一緒に捨てられます。
ただし、淹れた直後のかすはかなり水分を含んでいて、そのまま袋に入れると水が垂れてしまい、ゴミ箱の底が濡れて不衛生になります。
おすすめは、フィルターごと数時間放置して水分を切る方法。
たとえば、新聞紙やキッチンペーパーの上に広げておけば、夕方には手で触っても水が出ないほどに乾きます。
袋に詰める手間もなく、スムーズにごみ袋に入れられます。
夏場はゴキブリの温床に?湿ったままのコーヒーかすに注意
水分を含んだコーヒーかすをそのまま捨てると、夏場などは特に注意が必要です。
コバエやゴキブリなどの害虫にとっては、コーヒーかすは絶好のエサであり住処になります。
実際に、筆者の知人はコーヒーかすを毎朝ゴミ箱に直接捨てていたところ、2週間ほどでゴキブリが出始めたとのこと。
生ごみ臭が漂いやすい季節は、とにかく水気を切ることが大切です。
排水口やトイレに流すのは基本的にNG。でも黒部では…
「ちょっとだから」と、コーヒーかすを流しに流していませんか?
これは絶対に避けるべき行為です。コーヒーかすは水に溶けず、排水管内にたまりやすいため、詰まりや悪臭の原因になります。
ただし、例外的に富山県の黒部市では、コーヒーかすを水と一緒に排水口に流すことで、ぬめりや悪臭を防ぐとして推奨されている例もあります。
これは水の質や排水システムに関係しており、すべての地域で通用するものではありません。
基本的には「流さない」が鉄則です。

土にまくと植物が育たない?再利用時の注意点
コーヒーかすは「土にまけば肥料になる」と聞いたことがある方も多いと思いますが、実はそのまま撒くのはNG。
かすに含まれる窒素やカフェイン成分が微生物の活動を活発にし、植物の成長を逆に抑制してしまうことがあります。
特に、コーヒーかすを直接庭土に混ぜた場合、1年目は植物の生育を抑制する効果が出てしまうそうです。
ただし、土の保水性や通気性を向上させますので、使い方次第かもしれません。
消臭・除湿に再利用!でもカビに注意
乾燥させたコーヒーかすは、靴箱や冷蔵庫の消臭剤としても活用できます。
100円ショップの不織布袋などに詰めて置いておくだけで、ほんのり香りのある消臭剤に早変わり。
ただし、完全に乾いていない状態で使うと、逆にカビの原因になることがあります。
見た目やSNS映えだけでなく、実用面も考えて再利用するのがポイントです。

ゴミを清潔に、乾燥も時短!「パリパリキュー」という選択肢
最近では、筆者は生ごみを簡単に乾燥させられる**家庭用乾燥機「パリパリキュー」**を買いました。
理由は生ごみがくさいから。
少しでもマシになるのではないかと思い、買ったのですがこれが便利!
コーヒーかすをはじめ、野菜くずや食べ残しも乾燥させることで、臭いが消え、体積も1/5ほどに。
特にコーヒーかすのような水分の多いごみにぴったりで、袋に入れる前の水切りが不要になります。
操作はとても簡単で、生ごみを容器に入れてスタートボタンを押すだけ。
消臭フィルターもついているため、キッチンでの臭い対策にもなります。
日常的にコーヒーを淹れるご家庭では、強力な味方になってくれるでしょう。
さらに忙しい朝、思いゴミ袋を持って外に出るのは大変ですが、パリパリキューをしようするようになって、重さが半分になりました。
おかげで毎週2回のゴミ捨てもストレスが半減。嫌な臭いもしないし軽い!
まとめ|「ちょっとの手間」が未来の快適につながる
コーヒーかすは、ほんのひと工夫でゴミ箱の衛生環境を改善し、再利用すれば環境にもやさしい資源になります。
- フィルターごと数時間乾燥してから捨てる
- 流しやトイレには絶対に流さない(黒部市を除く例外あり)
- 肥料にする場合は、発酵・熟成させてから
- カビ防止のため、再利用するなら完全に乾燥を
- 面倒なら「パリパリキュー」などの乾燥機の活用もおすすめ
毎日出る「小さなごみ」だからこそ、捨て方を見直す価値は十分あります。
ゴミも資源も、扱い次第で変わる――コーヒーかすとの付き合い方を、今日から見直してみませんか?